照明器具の種類と空間別の上手な選び方について解説!
最近は、明かりを得ることに加えて、空間演出の役割が大きくなってきている照明器具。
快適な住まいづくりに欠かせない照明器具ですが、たくさんの種類が豊富にあります。
どれをどこに配置しようか迷っている方も多いでしょう。
そこで今回は、照明器具の種類や空間別の上手な選び方について紹介していきます。
照明器具の主な種類
部屋づくりにおいて、照明器具の種類を使い分けることは大事なポイントとなります。

1. ペンダントライト
天井からコードやチェーンを使用して吊り下げる照明です。
和室のメインライトとして使われてきました。
最近は、ダイニングテーブルやカウンターキッチンの上部に設置する方が増えています。
ペンダントライトは、サイズやデザインの種類が豊富です。
部屋全体を照らすタイプのものからインテリアの一部として魅せるタイプのものまで、豊富にあります。
一般家庭で使用する場合、3㎏以内であればコードだけで吊り下げることが可能です。
これ以上の重さになると、ワイヤーまたはチェーンを使用した方が良いでしょう。
2. シーリングライト
天井に直接設置する照明です。
部屋の一番高い場所に設置するため、空間全体を明るく照らすことができます。
そのため、リビングや個室でメインの照明器具として使用することが多いです。
スペースを取らずに、部屋をスッキリと見せる効果があるのもシーリングライトの特徴です。
シーリングライトの電球の色やデザイン、機能によって全く異なる空間に仕上げるため、使用する部屋の大きさや目的に応じて選びましょう。
3. シャンデリア
天井から吊り下げて使用し、ガラス装飾やシェードの形状が華やかな装飾性の高い照明です。
元々はヨーロッパで多く使用されてきましたが、近年では日本でもインテリアの一部としてデザイン性の高いシャンデリアを設置する住宅が増えています。
華やかな印象のある照明であることから、ゲストを招くリビングや応接室でのメインライトとして使用されることが多いです。
機能性はもちろん、見た目にこだわりたい方はシャンデリアを検討してみてはいかがでしょうか。
4. ダウンライト
天井に光源を埋め込む照明です。
本体の飛び出しがないため、天井をフラットに見せることができます。
部屋をスッキリ見せたい方におすすめの照明器具です。
ダウンライトの照明は、光の広がり方によって主に2種類に分けられます。
ライトの真下を集中的に照らす「集光タイプ」と、空間全体に光が広がる「拡散タイプ」です。
それぞれの特徴を知り、効果的に取り入れることで立体的でメリハリのあるおしゃれな空間をつくることができます。
5. フロアランプ
部屋の隅、テーブルやソファのそばに置いて使用する照明です。
他にも、低い位置に置いて使用するローライプもあります。
部屋全体を照らす照明器具とは違って、間接照明としての役割がメインです。
シーリングライトやダウンライトのような照明器具と比べると、フロアランプの重要度は高くありませんが、部屋の表情が豊かになるアイテムです。
消灯時も存在感のあるデザインも多く、インテリア好きなら一つは持っておきたいと思う方も多いのではないでしょうか。
6. スポットライト
壁に飾っている絵画やオブジェなど、部分的に明るく照らしたい場所をピンポイントで光を当てる照明です。
角度に変化を持たせて、立体的な光を演出することもできます。
また、壁に向けて光を当て、反射効果で部屋を明るくみせるといった使い方もおすすめです。
7. フットライト
主に、廊下や寝室、階段などで使用する足元を照らす照明です。
本来は、夜間の安全のために設置する照明器具ですが、空間の雰囲気づくりのアイテムとしても重宝します。
電球の種類
一般的に、住宅の照明器具には白熱電球や蛍光灯、LEDといった電球が使用されています。
こちらでは、それぞれの電球の特徴についてご紹介します。

白熱電球
温かみのある光が特徴的です。
しかし、現在は国内の多くのメーカーが製造中止しており、入手困難な電球です。
電球そのものが安価であり、部屋を温かく優しい印象に仕上げます。
ただし、寿命が短いという部分がデメリットとして挙げられます。
蛍光灯
白熱電球に比べて、寿命が長くて消費電力が少ない電球です。
広い範囲を明るく照らすのに向いています。
さらに、リーズナブルな価格で購入できるという特徴も。
コストパフォーマンスが高い電球ではありますが、微妙な光の調整が難しく、特有のちらつきが出やすいです。
LED
上記の2種類に比べて、歴史が新しい電球です。
蛍光灯よりも寿命が長くて消費電力が低いことから、次世代の電球として広く用いられるようになりました。
他の電球に比べて高価ですが、ランニングコストは低いため、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
空間別の上手な照明器具の選び方
こちらでは、リビングやベッドルーム、廊下・階段、バスルームに最適な照明器具の選び方についてご紹介します。

リビングに最適な照明器具の選び方
生活の中心の場所であるリビングは、幅広い用途に合わせて明るさや照らし方などを変化できる照明がおすすめです。
シーリングライトで全体を明るく照らし、さらに光を足したい場所にはスポットライト・スタンドライトなどを配置してみましょう。
また、温かみのある電球色をソファやテーブル周りに置くと、くつろいでリラックスした空間になります。
お子さんが遊んだり勉強する場面では、青みのあるさわやかな昼光色を取り入れてみてはいかがでしょうか。
全体照明や部分照明をうまく組み合わせることで、過ごしやすいリビングをつくることができます。
ベッドルームに最適な照明器具の選び方
ベッドルームの照明は、間接照明を配置してみましょう。
気持ちがリセットでき、快適な睡眠がとれる落ち着いた空間になります。
また、入眠の妨げにならないように、全体照明はカバーを覆うのもおすすめです。
テーブルランプをベッドサイドに置くと、ホテルライクな寝室になります。
ベッドルーム全体のインテリアの雰囲気とマッチする照明を選ぶことで、よりおしゃれな空間が実現します。
廊下・階段に最適な照明器具の選び方
廊下や階段の照明は、安全性を重視して選びましょう。
足元が見えづらいと転倒や転落といった思わぬ事故が起きてしまう恐れも。
足元を照らすフットライトは廊下や階段に適している照明です。
自動点灯・消灯するタイプを選ぶと、夜間時も安全に移動できます。
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部屋の用途や目的に応じて、照明を選ぶことで快適な空間をつくることができます。
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